\ 第6回開催レポート / Hanakoママ特別コラボ企画 親子で楽しむ「うまだし」スティックおにぎり作り+明太子漬け込み体験

「レッツ!だしコミュニケーション」を合言葉に、だしをはじめ、さまざまな食材や食文化に親子で触れ楽しむ場を提供している「うまみの体験教室」。10月21日の第6回目は『Hanakoママ』(マガジンハウス)との特別コラボ企画です。Hanakoママ会員10組の親子が参加してくれました。
今回は「うまだしスティックおにぎり作り」と「明太子漬け込み体験」、そしてだし素材を学ぶ「うまみのおべんきょう」と盛りだくさんの体験メニューが行われました。

見て触れて、香りを楽しんで!
五感を使ってだし素材に親しむ

最初に行われたのが、だし素材に触れながら香りや味わいを学ぶ「うまみのおべんきょう」です。

「だしって何か知っている人?」
だしの先生を務めるやまやの水谷さんが質問します。
「だしはお料理を美味しくしてくれるんですよ。ちょっと試してみましょう」
ここで運ばれてきたのが、2種類の味噌汁。①はだし無し、②はだしを使っています。

飲み比べの結果、全員が②の味噌汁が美味しいと答えました。だしを使うとお味噌汁がとてもおいしくなることを、子どもたちは自分の舌で確認できたようです。
「では、このだしがどんな素材からとれるのか見てみましょう!」

テーブルにはだし素材が並べられました。
かつお節に昆布、焼きあご、うるめいわし節、枯さば節、干ししいたけの6種です。
「魚だ」「硬い!」「いい匂いがする!」
子ども達は、魚の姿をした焼きあごやうるめいわし節に興味津々。見るだけでなく、触れたり、香りを嗅いだりと一生懸命観察します。
今はインスタントだしや削り節パックが主流となり、だし素材そのものを見る機会がどんどん減っている時代です。家ではなかなか揃えることができないだし素材に触れる体験とあって、子どもはもちろん、大人にとっても良い学びの場となったようです。

だしのうま味と季節野菜で作る
ホームパーティにぴったりのおにぎり!

続いて「スティックおにぎり」作りがスタート。教えてくれるのは、野菜ソムリエのCanacoさんです。
先ほどの「うまみのおべんきょう」で紹介された6種のだし素材がブレンドされた便利なだしパック『うまだし』を使って作るスティックおにぎりは、第4回の体験教室でも、美味しいのはもちろん、無添加で安心とパパママからも大好評だったものです。

今回は、少し早いですがクリスマスのホームパーティにぴったり“ツリー型”のスティックおにぎりに挑戦しました。

ごはんに青のり(モミの木の色にするため)と『うまだし』を混ぜ、ラップでキュッと包んだ後、ツリー型にします。その上にストローで型抜きした大根やゴボウ、ニンジンなどの季節野菜をオーナメントに見立ててトッピングします。さらに錦糸玉子やハムでツリーを飾り付けしたら、かわいいツリーおにぎりが出来上がり!

子どもも大人も、夢中になって小さなツリーに飾り付けします。色とりどり、個性豊かなツリーがテーブルに並びます。
試食の時間では、おにぎりをモリモリと頬張る子ども達が印象的でした。自分で作ったおにぎりはきっと格別に美味しいのでしょう。やまやの「明太子」や『うまだし』と共に、うま味をたっぷり堪能していただきました。

関東初開催の「明太子漬け込み体験」
美味しさのヒミツは熟成時間

最後に行われたのが、「明太子の漬け込み体験」です。明太子のやまやならではのこの特別企画は、九州ではお馴染みだそうですが、関東では今回が初開催とのこと。貴重な体験ができるとあって、参加者の皆さんも張り切らずにいられない様子です。

漬け込み方を教えてくれたのは、やまやの日下部新太郎さんです。
まずはキャップに手袋、マスクを装着し身支度を整えます。皆さん、気分は明太子職人です。

日下部さんからクイズが出題されました。
「普通のたらこと、明太子の違いがわかりますか?」「たらこは何の魚の卵でしょう?」

スケトウダラの卵を塩漬けしたものがたらこ。漬け込みの際に唐辛子などの辛味を加えたものが明太子と呼ぶのだそうです。
また、やまやの明太子は、水を一滴も使わずお酒に昆布、唐辛子、柚子を加えた”匠のたれ”に168時間も漬け込み熟成させ、うま味を引き出しているそうです。やまやの明太子の美味しさの秘密を教えていただいた後は、いよいよ自分たちの明太子作りが始まります。

先ほど試食した明太子の辛さを基準に、自分好みの辛味に調合します
辛味が苦手な人は甘口(無辛)に、辛いのが大好きな人は辛味を多めに入れます。そして柚子と昆布を入れ、最後に”匠のたれ”(調味液)を入れます。
ビニール袋の口をしっかり閉じたところで、日下部さんから美味しくなるコツが伝授されました。
「おいしくな~れ!おいしくな~れ!と言いながら30回袋を揉んでください!」
「おいしくな~れ!おいしくな~れ!」皆さん、袋をもみもみ。

最後に日下部さんが念を押します。
「今日はまだ食べられませんよ!家の冷蔵庫で168時間(1週間)熟成させてくださいね」
1週間後、皆さんの明太子が美味しくできていますように…。明太子を囲んだ食卓に笑顔があふれることをスタッフ一同願っております。

最後に、参加者の皆さんに感想をお伺いしました。
多くの子ども達からは「おにぎりを家でも食べたい」「また作りたい」との声が。「お家では自分で作れそう??」と聞くと、「うん!」と元気に答えてくれました。

また、「だしで作るおにぎりがよかった」「明太子がどのように作られるのか知ることができて楽しかった」などパパママからの声からは、大人も学びや体験を楽しんでいただいたことが伺えました。さらには「親子で作ると、さらにうまみが増しますね」「このような体験を、ふだん家ではゆっくりできないので、今日は参加できてよかった」との声も。
盛りだくさんの内容でお届けした今回の体験教室も、親子の学びの場、絆を深める場となりました。

うまみの体験教室では、会場で食体験を楽しんでもらうだけでなく、ご家庭でも親子で食を楽しんでもらうきっかけとなる楽しい企画作りを目指しています。次回は来年1月開催予定です。皆様のご参加お待ちしております。