\ 第8回開催レポート / うまみの素を発見!「うまみのおべんきょう」と大人気「明太子」漬け込み体験

「レッツ!だしコミュニケーション」を合言葉に、だしをはじめ、さまざまな食材や食文化に親子で触れ、楽しむ場を提供している「うまみの体験教室」。3月18日に行われた第8回目のテーマは『うまみの素を発見!うまみのおべんきょうと明太子漬け込み体験』です。大人気の漬け込み体験とあって、多くの親子が参加してくれました。

「これ魚なの!?」
初めて見るだし素材に興味津々!

まずは、うまみの素=だし素材について学ぶ「うまみのおべんきょう」から体験教室が始まります。教えてくれたのは、やまやの水谷積木さんこと、つみき先生です。

今回は、だし素材とその原料を線で結ぶクイズに挑戦しました。

テーブルに並べられた、かつお節、うるめ鰯節、さば節、あご、昆布、椎茸の6種の素材を実際に触ったり、匂いを確かめながら、「何の魚からできているのか」想像していきます。

「これ魚なの!?」

初めて見るかつお節が魚と知って驚く子どもも。

答え合わせでは、子ども達が積極的に答えを発表してくれました。

この後、実際に「かつおだし」と、そのだしで作った味噌汁の試飲も行い、だしはいろいろな料理を美味しくしてくれることを学びました。

パパママからは、こんな声も。

「いつも飲んでいる味噌汁にだしが入っていることを、子どもが知るきっかけになりました」

「小さい頃からだしを意識することはいいことなので、家でも“今日は〇〇だしだよ”と声がけをしていきたいです」

大人にとっても親子の食生活を振り返るよい機会になったようですね。

美味しさの秘密は「168」!?
世界にひとつだけの明太子作り

「明太子漬け込み体験」は、うまみの体験教室の中でも大人気の企画です。それもそのはず、うまみの体験教室を主催する「やまや」は、有名な九州の明太子メーカーです。だから、明太子に関してはプロ中のプロ!やまや秘伝の作り方を教えてもらえるとあって、毎回たくさんの親子が参加してくれます。

さぁ、明太子漬け込み体験のスタートです。

衛生帽に手袋、マスクを装着。明太子職人さながらの格好に、子ども達のわくわく感が膨らみます。

 

早速、皆さんも漬け込み液作りに挑戦です。

たらこを入れたビニール袋に、辛味を調合していきます。辛味が苦手な人は色付けに使われる辛味のない唐辛子(無辛)を、辛いのが好きな人は辛味をたくさん入れます。さらに昆布と柚子を入れ、最後にやまや秘伝のたれ(調味液)を入れて、漬け込みの準備を整えます。

ちなみに、やまやでは、水を一滴も使わずお酒をベースに昆布や唐辛子、そして隠し味の柚子を加えて秘伝の漬け込み液“匠のたれ”を作っているそうですよ。

ビニールの口をしっかりとめて、やさしく揉みこみます。

「おいしくな~れ~♪おいしくな~れ~♪」と言いながら30回揉みこむのが、おいしくなるコツだそうです!

「おいしくな~れ~♪おいしくな~れ~♪」

「おいしくな~れ~♪おいしくな~れ~♪」

これで出来上がり、と思いきや…食べられるのは一週間後とのこと!

なんと、やまやでは“匠のたれ”に168時間(一週間)漬け込み、明太子のうまみを熟成させているのだそうです。

今日漬け込んだ明太子も、168時間じっくり待てば、とっても美味しい明太子になっているはずです。

「家族それぞれが違う辛さにしたので食べ比べが楽しみです」とパパ。

一週間後が楽しみですね!

最後に、「うまみのおべんきょう」をしっかり終えたことを証明する「修了証書」を子ども達に渡して、うまみの体験教室は終了しました。

ところで、今回の体験教室では、お楽しみ企画がもうひとつ用意されていました。

消しゴムはんこ作家・とみこはん先生による『はんこ遊び』です。かつおやあご、椎茸などのだし素材をモチーフにした消しゴムハンコで“くるみボタン”作りを楽しんでもらいました。できあがったボタンを髪につけたり、腕やバッグにつけたり…大好評でした!はんこの絵柄で、だしの種類を覚えた子もいて、楽しいかわいい学びの場にもなったようです。

Umamiのおべんきょうプロジェクトでは、これからも楽しい体験教室やイベントなどを通して、“だしコミュニケーション”の輪をさらに拡げていく予定です。皆様のご参加をお待ちしております!

会場協力:クリナップ・キッチンタウン東京(新宿ショールーム)