• [1]トマトはヘタを取り除き、1/4にカットしておく。玉ねぎは皮をむき、縦半分にカットし、繊維方向垂直に3mmにカットする。にんにくはみじん切りにしておく。鶏肉は脂やスジを取り除き、食べやすい大きさにカットする。
  • [2]フライパンにオリーブオイルをいれて中火で熱し、鶏肉を両面しっかりと焼き色がつくまで焼く。
  • [3]2に玉ねぎを加えて透明になるまで炒める。
  • [4]トマトとにんにくをさらに加えてざっとかき混ぜてから蓋をして弱火で10分蒸し焼きにする。
  • [5]蓋をとり塩と胡椒を加え、中火にして水分が半分くらいになるまでかき混ぜながら煮詰めて味を整える。
  • [6]トマトの皮を取り除き、器によそう。

\ うまみのPoint /2つのうまみの相乗効果

うまみのある食材として海外でよく料理に用いられるのがトマト。生で食べるだけでなく、焼いたり、ほかの食材と一緒に煮込んだり、ソースにするなど大活躍です。実際トマトの成分の中ではグルタミン酸がもっとも多く、これをイノシン酸の豊富な鶏肉と煮込むことでうまみの相乗効果が生まれます。「グルタミン酸」と「イノシン酸」をかけ合わせてできる料理は以外と身近なところにもたくさん。肉じゃがや筑前煮、おひたしにかつお節をかけるなど、経験からうまみ効果を生かしていたのです。

フルタヨウコ(料理家)

デザイン関係の企画編集、執筆、写真を手がける一方で、ケータリングを開始。オリジナルジャム制作の他に料理やイベント出店なども行う。現在はKURASHI&Trips JAM LABORATORYでのジャムプロデュースを務める。
http://home-home.jp

撮影:フルタヨウコ